主は毎月10万円ほどをせっせとホールに貢ぐ完全な養分でした.
その養分生活を10年以上続けていたので,
その負け額はどんぶり勘定で1,440万円ほどだったことを前回に紹介しました.
今回は米国株式の長期投資を勧める理由について紹介します.
・パチンコをしている場合ではない!
・米国株式の長期投資のパワーは驚異的である!
目次
この養分となった総額1,440万円を全て株で資産運用していたら,
いったいどうなっていたのでしょうか.
世の中に「もし~ならば」なんて存在しないですし,意味のないことかもしれませんが,
過去から学び将来に生かすことができれば,この検証も無駄にはならないでしょう.
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公的機関である金融庁のサイトがあります.
このサイトでは,投資で資産運用をした場合に資産はいくらになるかシミュレーションすることができます.
他にも優秀な資産運用シミュレーションサイトは存在しますが,
今回は信用性のある公的機関のサイトでシミュレーションしたいと思います.
その結果は….
![](http://bikkych2022.com/wp-content/uploads/2022/01/70f9510c1fd1f6602bd06a7a5ee3afde-2.png)
1,440万円貢いだ全額をアメリカ株に投資していた場合,
資産は800万円も膨らみ2,247万円となっていました.
この差異はどうして生じたのでしょうか.
![](http://bikkych2022.com/wp-content/uploads/2022/01/fadc2b807ea2702af8ccdb3c051b1bb0-1024x788.png)
この表から約800万円の差異は運用収益によって生じていることがわかります.
この配当金を再投資することで複利によって資産は膨らんでいき,
結果として12年で800万円以上の運用収益が発生しているのです.
私は約10年の自らの選択で,
30代そこそこで2,000万円という資産形成を築く機会を失いました.
この残酷な過去を未来に生かすのであれば,
次の12年で2,000万円の資産を築くことができる可能性があるということです.
私のような有り金全てをホールに貢ぐのではなく,
月に数万程度の支出といった趣味程度で
パチンコを楽しむ方もいるでしょう.
こういった方は,月に2万円くらいの損失なら「娯楽で楽しんだんだ!」と
割り切ってしまうかもしれません.
それではこの娯楽で失うお金を30年間続けた場合,
上述の条件で運用していたらどうなるか見てみましょう.
その結果は….
![](http://bikkych2022.com/wp-content/uploads/2022/01/3401362fef4c1c2c873754e2d0a1cd26.png)
なんと!!2,400万円以上という驚異的な数字を示しています.
元本720万円に対して運用収益が約1,720万円という倍以上の金額が生じています.
その理由は,元本は毎月2万円の積み立てなので一定の割合で増えていくのに対し,
運用収益は複利で資産が膨らむため,指数関数的に収益が膨らんでいきます.
元本が小さくても期間が長くなれば複利のパワーによって資産は巨大化していくのです.
相対性理論で有名な
かのアインシュタインは「複利は人類最大の発明」という言葉を残しており,
「月に数万の端金」であっても長い目で見ると莫大な機会損失につながってしまうのです.
そもそもパチンコは娯楽なので,パチンコと資産形成を同列で語るのはナンセンス!
というご指摘もあるかもしれません.
それでは,パチンコの出玉のほとんどを換金するのはなぜでしょうか.
パチンコをする目的のほとんどはお金を増やすことです.
それを業界団体は「遊戯」という言葉でぼかしていますが,
実際は手持ちの資産を用いた勝率の低い投機的な行為なんです.
月ベースでみればパチンコでもプラス収支になることもあるでしょう.
それが数か月続くこともあるかもしれません.
ところがパチンコで数年勝ち続けることは天文学的な勝率であって,
10年以上の年月をかけて2,000万円以上の資産を築くことなんてまずありえません.
そこで主の提案は,せっかく資産を増やすなら,
パチンコよりも勝率が高いうえ,複利というパワフルなツールで
着実に資産形成が可能な株式の長期投資に移行しませんか?というものです.
そして,負け額と無駄な時間がどんどん膨らんでしまって,
鬱々しく感じる今の養分生活から早くバイバイしてほしいと切に思っています.
投機の世界には「損切り」という大切な手段があります.
パチンコというものは勝率が低い投機であることに気が付いたら
速やかに退去し(止める),勝てる土俵に直ちに移動することで
損失を最小限に抑えることが極めて重要です.
負けそうな台からカニ歩きして違う台に移動するのと同じです.
負ける娯楽を捨てて,着実な資産形成に「移動する」ことにしましょう!
主がパチンコをする人に株式投資を勧めるにはそれなりの理由もあるんです.
それは,パチンコをする人は株式投資をするうえでアドバンテージを持っているからなんです.
次回はそのアドバンテージについて,主の考えを紹介します.