パチンコと投資の共通点⑤:勝てば利益,負ければ誰かの利益

パチンコをやめたい人へ,第7回目です.

パチンコと投資の共通点として,両者ともゲーム性に欠ける話を前回しました.

今回記述する共通点は,「勝てば利益,負ければ誰かの利益」です.

当たり前のことですが,パチンコも投資も勝つことはお金を得ることを意味し,
負ければお金を失うことを意味します.


このことについて,詳しく考察していきましょう.

この記事を読むことで,以下のことがわかります.

・パチンコは打ち手にとって不利であること

・不利な戦いを今すぐ止めるべきであること

パチンコの勝ち負けとお金の流れ

パチンコで買った場合のお金の行き先は,当然自分に入ってくるわけですが,
逆に負けた場合は,失ったお金はどこに行くのでしょうか.

おそらくお店と勝っている客に分配されているはずですが,
具体的なマネーフローはいまいちわかりません.

店の取り分はいくら,客への還元はいくらと店ごとに決まっているのでしょう.
イベントの日は還元率が高いといった具合に日によっても変動するかもしれません.

しかし,その内訳はブラックボックスと言えます.

投資の勝ち負けにおけるお金の流れ

本来,投資したお金は投資した企業で有効に使われるはずですが,

ここでは個人投資家の損益で勝敗を語った場合について話します.

投資の勝敗におけるお金の流れはパチンコと同じです.

勝てば自分が利益となり,負けた場合は逆に張っていた誰かの利益になります.

基本的に「逆張りをしていた誰か」はわかりません.

世界中の投資家が参加するアメリカ市場ではなおさらですが,

勝ったお金はどこからきて,負けたお金はどこに行ってしまったのかわかりません.

パチンコ屋の経費を引くと不利な戦い

ところが,パチンコの場合はお店が営業している以上,

お客さんから利益を回収する必要があります.

これはつまり,プレーヤーが3人いる状態と言えます.

言い換えれば勝つ人と負ける人とパチ屋さんがいる状態です.

パチ屋さんは回収を必要以上に引き締めれば,お店は潰れてしまいます.

パチ屋さんは遊戯者から回収するだけですので,

3人のプレーヤーのうち,1人は勝ち確定の状況と言えます.

一方,負ける人は勝つ人とパチ屋さんの双方から回収されるわけですから,

相対的に負担額は大きくなります.

そして負担額を分散するため,負ける人を多くする必要があります.

前回記した通り,営業時間も存在することから,かなり不利な戦いと言えます.

戦う条件が違う

投資には営業時間もなければ,退屈な遊戯を強いられることもありません.

閉店時間になり強制決済することもありません.

米国経済や世界経済に連動する株を長期的に持つことで,

理論上は資産がみるみる増えていくことになります.

もちろん,短期的には資産が目減りすることも当然あります.

こういった株は資産価値が上がるまで持っていればいいのです.

持っている間は配当金が入ってきます.

パチンコは遊戯するのにお金がかかるのに対して,

株は持っているだけでお金が入ってきます.

言い換えれば,株は勝負に参加するだけでお金が入ってくる状態です.

最初の頃は投資金額が少ないので,大した配当金は受け取れませんが,

積み立てすることで投資金額が大きくなるに従い,

支払われる配当金も大きくなっていきます.

そして,勝負する期間が長くなるほど,

つぎ込む金額が大きくなるほど配当金が大きくなります.

それはつまり,あなたが上述のパチンコ屋さんの状態

支払う側から受け取る立場になれるんです.

どう考えても今すぐパチンコをやめて,株式投資を始めるべきです.

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